不倫は不貞行為

不倫を他人事のように感じている人は多いでしょう。


不倫とはその言葉どおり、倫理から外れていることを意味し、決して響きのよいものではありません。
今日の私たちが不倫と呼んでいるのは、配偶者のいる男女が配偶者以外の異性と不義密通を行うことを指しますが、この不倫という言葉が定着したのは、不倫を題材にしたホームドラマが一時期大流行したことによります。
それまでは、妻である女性が夫以外の男性に心を寄せることを『よろめき』などと呼び、著名な作家の本のタイトルにもなりました。
今ではほぼ死語となり、その代わりに『不倫』の言葉は一部の辞書に掲載されるまでになりました。


不倫は法律上では『不貞行為』と呼ばれます。


民法第752条によると、夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならないとあり、これは、夫婦間の基本的な義務として貞操義務があるという解釈になります。
また、民法770条によれば、配偶者に不貞な行為があったときは離婚理由になることが定められています。
不貞行為とは貞操義務に反することで、配偶者以外の異性との性的交渉が一度でもあれば、不貞行為にあたります。


一時的なものか継続的なものかを問うものではなく、金銭を介した女性との性交渉も不貞行為にあたります。


しかしながら、過去には姦通罪を問われたこともある不貞行為ですが、今では特に罰則があるわけではありません。
一度きりの性的交渉というのも、すぐさま離婚理由には繋がらないケースが多くなっています。


過去から現代へと移りゆく、不倫にまつわる歴史を辿ってみましょう。

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